インターネット上の自殺予告事案への対応に関するガイドライン(案)がでました
簡単に説明すると「自殺決行します」「自殺しましょう」という書き込みを警察が見つけると、プロバイダなどに発信者情報の開示を求め、プロバイダが裁判官の令状なしに発信者情報(個人情報)を警察に開示する場合のガイドライン案です。
プロバイダには「通信の秘密」(侵害すると電気通信事業法上は罰則あり)があるのでなかなか開示しないのですが、ガイドラインを作って警察に開示しやすくしよう、ということですね。
警察が開示してくれといって開示すれば、警察もプロバイダに「あんた通信の秘密侵害で刑事事件だよ」などとはいわないでしょうが(刑法の緊急避難)、民事上は、書き込みをした本人がプロバイダに「自分の情報を勝手に開示した。通信の秘密を侵害された。損害賠償請求する!」なんていってきた場合に、民事上も違法性阻却(民法の緊急避難は物の場合だから、自殺書き込みの開示の場合は違うでしょう。ガイドライン案は民法698条の緊急事務管理だといっています)になるかどうか微妙なケースもでてくるかもしれませんね。もっとも物騒な書き込みをしたことで結論として損害賠償請求は認められないかもしれませんが。。。書き込み方によるかな。
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